西洋占星術:2ハウス

イヤーセッションをやっていて、今のところ2、3、4ハウスがテーマになっている方が多く、前回は3ハウスについて説明をしたので今日は2ハウスについて書きます。

 

既にセッションを終えられた方で、私から「2019年は2ハウスに関することがテーマ」とか、「2ハウスに関することに取り組むといい」とアドバイスを受けた方は、再確認も兼ねて、そしてこれからセッションを受けられる方で2ハウスのことを言われた方もセッション後に読み直してみてくださいね。

 

2ハウスの基本的意味は「所有」「肉体」「衣食住」「お金」「才能」「価値・価値観」などです。

このハウスは「価値」「形」になることに関係するので、2ハウスにフォーカスがあたるとまず出てきやすいのは取り組みの結実。これまで何かを頑張ってきた人にとって、その努力や積み重ねが正当に認められる結果、収入増につながったり、仕事が忙しくなったり、活動の機会が増えたり、家族の生活や暮らしのスタイルが安定してきたりなどしやすいですね。

 

ただ、何が形になっていくかはそれまでの積み重ねに多分に影響されるハウスかと思うため、色々手薄だった場合は、2ハウスにフォーカスがあたると安定した土台を築いていくための努力や修復作業が増えることもあります。

2ハウスは才能や価値観に関係しているため、自分の才能や価値観に合わないことをずっとしていたのなら、そのへんの無理感や違和感が表面化しやすいし、心理占星学的に見ると、「なぜ自分の才能や価値観に素直にならないのか」という、恐れと向き合うことになりそうです。

 

土星が入ったりすると特そうなりやすいかも。家に関することでお金が出ていきやすかったり、肉体の弱点や不摂生の結果が露わになったりもしやすいです。仕事に関しては、土星は責任に関係するので認められはするけれど、結果ハードワークになりやすいかも知れません。それで合わないことをしているのなら、辛いですし、心身にも影響が出やすいでしょう。土星は「2ハウスの何に取り組むべきか」を非常に明確にさせてくれると思います。

 

拡大作用のある木星が入ると、収入増や金運上昇はかなり見込めるのですが、出ていく額も大きかったり詰めが甘かったりと、木星らしい騒ぎも起こしてくれそうです。食べ過ぎ飲み過ぎで、太ったり痛風などのイメージもあります(笑)。しかし2ハウスは豊かさに関係するハウスで、そこに木星というハッピーな天体が入ることは、割と楽しく過ごせることが多いだろうと思います。出ていく額が大きくても最終的には辻褄があってプラスαくらいになるでしょうし、肉体面で弱点が露わになってもそのケアで1年がつぶれてしまうということは少ないと思います。

 

それ以外の天体が2ハウスに入ったら、天体の個性を理解しながら2ハウスに関することにしっかり取り組まれると良いでしょう。ここは結果が出るハウスなので、天体が2ハウスに入ったら比較的すぐにこれまでの結果が表面化しやすい=形になりやすいです。その結果に合わせて、何に取り組めばいいかもわかるでしょう。