強烈すぎるブリット・マーリングのNetflixドラマ『The OA』

何年か前、ブリット・マーリングのNetflixドラマ『The OA』が凄い…という話を聞いていたのですが、その時はまだNetflixに入っていませんでした。

 

しかしコロナ禍のステイホーム対策でNetflix会員になった今、最近になってこのドラマのことをふと思い出し、検索して探し出し観てみたら…ほんとに凄かったです。

 

ブリット・マーリングはこのドラマでプレーリー/OA/ニーナ役として主演する女優ですが、脚本家、プロデューサー、映画監督でもあり、この『The OA』でも脚本やクリエイターとして参加しています。

彼女がザル・バトマングリと作る作品はどれもSF、スピリチュアル、カルト要素の濃い(題材も作品そのものも)強烈な作品ばかり。

 

「女版M・ナイト・シャマラン」と言われたりもするようですが、シャマランより考えさせる要素が濃い作品づくりだと思います。

 

日本で一番有名なのは過激な環境テロリスト集団を題材にした映画『ザ・イースト』ですが、ブリット・マーリングが未来からやってきたと語る預言者的教祖を演じる『Sound of my voice(日本未公開)』、ある日突然現れたもう一つの地球をテーマに描くSF『アナザー・プラネット』も話題になりました。

 

『The OA』は、死後の世界の証明を研究している狂人の麻酔医と、その男に監禁されたプレーリー含む臨死体験者達のストーリーなのですが、シーズン2では臨死体験や死後の世界がテーマというよりサスペンス&多次元SFものになってしまい、なんだか凄い内容になってました。

 

ブリット・マーリングの作品はどれもスピリチュアル好きの人が観たら興味深いと思います(ただし感動ものではありません)。

 

もともとはシーズン5まで予定されていたようですが、シーズン2で打ち切りになってしまったようです。個人的にはシーズン2はちょっと広げ過ぎたかなと感じましたが(面白かったけど)、このドラマの存続を願ってファンのキャンペーン活動が行われたりなど、熱狂的なファンがついていたようです。確かにただただ難解でついていけない内容ではない、とても魅力のある作品になっていました。

 

ブリット・マーリング、次はどんな作品を生み出すのでしょうか。彼女のかわりになるようなクリエイターはいないので次作が楽しみです。



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