ミディアム(霊媒)と聞いて、あなたはどのようなイメージを持たれますか!?
死者との交信を行う人。
お祓いなどを行う日本古来の「霊能者」「霊媒師」のイメージ。少し怖いイメージを持っている方が多いようです。
私が学んでいる英国式のミディアムシップはとても愛に満ちたもの。除霊やお祓いなどには関わりません。
なぜならつながる存在は天国にいる愛にあふれた方々ばかりだからです。
一人でも多くの方に、この素晴らしいミディアム、ミディアムシップの世界を知っていただきたいと思います。
英国式ミディアムシップの魅力
英国でミディアムという存在が癒しをもたらす人として大衆化していった流れには戦争があると言われています。厳しい戦時下で愛する我が子や家族を失った人々がミディアムのもとを訪れるようになったのです。遺族はミディアムを通して語られる故人の言葉を通して喪失の悲しみを癒し、私達は魂として生き続ける存在、肉体を越えた存在であると知ったのでした。
ミディアムとしてクライアントに天国に旅立たれた方からのメッセージをお伝えすると、思わず涙を流される方が多いです。それは喪失の悲しみを抱えながら心の奥にギュッと固めていた思いがほどけるような、そんな感動的な愛の瞬間です。私達の思いが通じ合う瞬間に天国も地上も隔たりはないのだと気づきます。私達はみな究極は愛と光で繋がっているのです。
思っていたよりもずっと素晴らしかった。感動した。人生観が変わった…。そのような感想をいただくことが多いのが英国式ミディアムシップです。英国式のミディアムシップは究極のヒーリングであると言えるでしょう。
英国式ミディアムシップはどのように行われますか
ミディアムは霊界とつながり、まずはお見えになっている方の確認作業を行っていきます。
外見の特徴、性格や生前のクライアント様との関わりなどを感じるままにお伝えしていきます。
前もって情報がわかりすぎるとどなたがお見えになっているかのエビデンス(証拠)がとりにくくなるため、あまり故人様のことについては話されず、シンプルなお返事をしていただければと思います。
お見えになっている方の特定が出来ましたら、なぜお見えになられたのかを確認し、メッセージを受け取ってお伝えしていきます。亡くなられた方は高次元存在のような普遍的なメッセージを送るというよりは、人生上の転機に来ていたり家族の問題が起きている方に優しくアドバイスをしたり、懐かしさとともに挨拶のような感じで来られることが多いように思います。
ミディアムシップとチャネリングの違い
ミディアムは大きく分けると物理霊媒(Physical medium)と心理霊媒(Mental medium)に分けられます。
物理霊媒とは霊の存在が物理的に感じられる現象を引き起こすこと、エクトプラズムや叩音、物体浮遊などですが、こうした物理現象の時代は終わり、現代のミディアムの大半は心理霊媒です。心理霊媒はサイキック能力を使って霊界の故人からの情報を受け取っていきます。
ミディアムという言葉に対しチャネラー、チャネリングという表現は比較的新しいもので、60~70年代アメリカのニューエイジムーブメントの流れと結びついています。ミディアムは媒介、チャネラーは通路という意味ですのであらわす状態は正確には異なっていますが、現代において一般的にはミディアムシップと言い表す時はミディアムは霊界の故人と交信を行う媒介としての状態を指し、チャネリングはより多種多様な存在(天使やスタービーイングなど)やハイアーセルフの通路となりメッセージを受け取ることを指していることが多いといえるでしょう。
ミディアムシップとサイキックリーディングの違い
ミディアムシップとサイキックリーディングの違いは、サイキックリーディングは目の前の人(クライアント)と繋がるのに対し、ミディアムシップは霊界と繋がるという違いがあります。
ミディアムシップは霊界という、より精妙な領域と繋がり、セッションの主役はクライアントというより霊界の故人となります。
見えない領域のセッションは流れに委ねるような不確定な要素が常にありますが、ミディアムシップの場合は特にその要素が強まると感じています。
天国の会いたい人に必ず会えますか!?
ミディアムシップを受けるにあたって、天国に旅立たれた特定の方にどうしても会いたい。特定の故人とお話をすることが希望である…という方もいらっしゃると思います。
結論から言いますと、残念ながら特定の方にミディアムが確実にコンタクトをとることが出来るわけではありません。
なぜならミディアムはあくまで中間に立つ存在、「媒介」であり、どの方が霊界から来るかをコントロールする力はミディアムにはないからです。あなたが会いたいと思っている方が会いたくない・来たくないのではなく、来てメッセージを伝えるには条件があるのです。
ミディアムシップを行っていると意外な方がお見えになることもあります。その時クライアントは驚かれますが、必ずお見えになった理由があります。そして多くの方は思いがけない邂逅による愛のメッセージに感動されるのです。
もしミディアムシップで特定の方に会いたいという思いがあり、最初にお見えになった方が違っていた場合もまずは霊界からの来訪者に敬意をあらわしお話しされることに耳を傾けてみてください。そして、その後会いたい人がいることをミディアムに伝えてくださったら、お見えになられていないか更に確認をとらせていただきす。
ミディアムシップを受ける時は、このようなことを意識して
ミディアムシップの主役は天国からお見えになった方です。ミディアムでもクライアントでもありません。
サイキックリーディングであれば、サイキックはあなたと繋がってリーディングをしますし、スピリットガイドはあなたのために助言を送るでしょう。
ですがミディアムシップの主役は故人様です。ミディアムシップを受ける際はどなたがお見えになるか指名したり前もって知ることは出来ません。また当日どのようなことをお話しされるかもわかりません。
それでも霊界からお見えになるには色々なタイミングや条件があると言われています。ですからミディアムシップを受ける際は、お見えになった方を大きな心で歓迎し、その方のお話されることを聞く気持ちで受けてくださるとより素晴らしい時間になると思います。もしかしたら天国からお見えになった方はあなたの悩みにハッとするような助言をされるかも知れませんが、しかしそうなると断言はできません。もしあなたが個人的な人生上の相談があるのであれば、サイキックリーディングを受けられたほうがより満足いくかも知れないことを予めご了承ください。
個性豊かで愛あふれるスピリットガイド達
ミディアムがつながるのは霊界の故人だけではありません。霊界にはスピリットガイド達が存在しており、日本では守護霊や指導霊などと呼ばれることが多い存在です。彼らはかつて人間として地上で生きたことのある人達であり、霊界からガイドスピリット(導き手)として私達のサポートをしています。
メインガイドとして生涯にわたっての付き合いとなるスピリットガイドから、一時的なサポートとしてのガイドまで、たくさんのガイド達が私達の手助けをしてくれています。
ミディアムは故人だけでなくスピリットガイドからのメッセージをクライアントに伝えたり、また霊界のヒーラー達の媒介となってヒーリングを行ったりもするのです。
ミディアムシップは本当の光の仕事(ライトワーク)
私が初めてミディアムシップを学んだのは2013年。基礎的な英国式ミディアムシップのコースを受講しましたが、本格的に学ぶ決意をし取り組み始めたのは2019年頃からになります。
真剣に学んでみるとミディアムシップがいかに難しいかがよくわかりました。
ひとつはエビデンス(お見えになっている方の確証をとっていくために、生前の特徴などを受け取ってお伝えしていくこと)の難しさがあります。
そしてもう一つは交信がサイキックリーディングのようにシンプルではないこと。サイキックワークはある程度練習を重ねると自分なりの受け取り方が出来上がってきますが、ミディアムシップはタイミングなど様々な理由もあるようなのです。
それでも私がミディアムシップが好きなのは、私達人間が死後も変わることなく思い出や個性を保ちつつも、霊的に成長し続ける存在であるとわかるからです。
ミディアムが話をしようとしている相手は、肉体は無いけれど変わらぬままの天国にいる「あの人」です。
ですが生前よりもずっとストレートに愛情が伝わってくることが多いのです。そこには人間らしい愛と普遍的な愛のどちらの愛も含まれています。
私は今、天国にいる故人様やスピリットガイド達を深く愛しており、霊界への愛と信頼は強まるばかりです。そこには愛しかないのです。
ミディアムシップは個人セッションでリクエストしていただければ行います(60分内の約20分をいただきます)。また、個人レッスンという形で講座も行っております。
不定期でZOOMを使用しデモンストレーション(公開ミディアムシップ)も開催することがありますので、タイミングが合えば是非ご参加くださいませ。