ミディアムシップは愛にあふれた世界

ミディアム(霊媒)と聞いて、あなたはどのようなイメージを持たれますか!? 

 

死者との交信を行う人。お祓いなどを行う日本古来の「霊能者」のイメージ(祈祷師のイメージも入っているかも知れません)。

 

しかしイギリスを中心に欧米で行われているミディアムシップはとても愛に満ちたもの。お祓いなどはなく、つながる存在も天国にいる愛にあふれた方々ばかりです。

 

ミディアムと聞くと同名の海外ドラマを思い出す方も少なくないようです。私も夢中で観ていました。パトリシア・アーククエットがヒロインを演じ、彼女は霊能力を用いて犯罪事件の解決を行っていましたね。

 

いずれにしても少しオカルト的なイメージがあり、ちょっと怖い。暗くて重い‥そう考えている方が日本では少なくありません。

 

私は英国式のミディアムシップを学んでいます。それはとても愛に満ちたものです。ときにクライアント様に天国に旅立たれた方からのメッセージをお伝えすると、多くの方が思わず涙を流されます。

 

それはまるで喪失の悲しみを抱えながら心の奥にギュッと固めていた思いがほどけるような、そんな感動的な愛の瞬間です。


私がミディアムシップに興味を抱いたきっかけ

私がミディアムシップに興味を抱いたきっかけは、フジテレビ系列でかつて放送されていた江原啓之さんの特番『天国からの手紙』を観たことでした。

 

この番組で取り上げられていたのは、なんらかの理由で遺族にメッセージを伝えたい一心で交信をとろうとしている故人の霊でした。

 

見えない世界と地上の世界をつなぐ江原さんが、スピリットメッセンジャーとして霊になった彼らのメッセージをご遺族に伝える内容は、オカルト的な要素は薄く、私は毎回とても感動して観ていました。

 

また『ゴースト~天国からのささやき』という海外ドラマの最初の数シーズンも好んで観ていました。

このドラマのヒロインも、『天国からの手紙』の江原さんのように「伝えたいことのあるスピリットのメッセージを遺族に伝え、安心して光に帰れるよう手助けをする」存在でした。

 

当時私は既にスピリチュアルにある程度関心がありました。調べたところ江原さんはイギリスでスピリチュアルを学ばれていること。

また『ゴースト~天国からのささやき』のアドバイザーであったジェームズ・ヴァン・プラグ氏の本を読むことで、どうやら日本の祈祷師的な霊媒とは違う「ミディアム(霊媒)」が欧米には存在しているんだな‥ということを知りました。

 

幸運にも私はそれほど怖いアストラル(幽霊などのいる世界)経験がなかったため、すぐに欧米式のミディアムシップに関心を持ち、ためらいなく学ぶことを決めました。それくらい自分にとっては自然な方向でした。それが12~13年前でした。


霊界は愛あふれる世界。そして私たちが還るところ

しかしそこからブランクが空き、私がミディアムシップを本格的に学ぶ決意をし取り組み始めたのは2019年頃からになります。

 

真剣に学んでみるとミディアムシップがいかに難しいかがよくわかりました。

 

ひとつはエビデンス(お見えになっている方の確証をとっていくために、生前の特徴などを霊界のスピリットから受け取ってお伝えしていくこと)の難しさがあります。そしてもう一つはスピリットとの交信がサイキックリーディングのようにはいかないこと。様々な理由によってうまく行ったり行かなかったりするのです。

 

壁にぶつかる度に、自分には出来ないかも知れない、向いていないかも知れないという葛藤を感じましたが、それでも霊界がいかに愛にあふれた世界か、そして霊として存在する故人やスピリットガイド達がいかに愛情あふれる存在か、ワークを続けていくなかでよくわかりました。私は今、天国にいる故人やスピリットガイド達を深く愛しており、霊界への愛と信頼は強まるばかりです。

 

そもそも霊界は私たちが魂として還る場所です。スピリチュアルに関心のある多くの方が、自分がやがて還る場所についてあまり関心を抱かず、恐れてさえいるのは不思議と言えば不思議です。怖がる必要はなく、そこには愛しかありません。

 

ミディアムシップは個人セッションでリクエストがあれば行っています。また時々ZOOMでデモンストレーション(公開ミディアムシップ)も開催していますので、タイミングが合えば是非ご参加くださいませ。