チャクラとは?意味・種類・バランスを整える

チャクラ(chakra)とはサンスクリット語で「車輪」を意味し、私たちの身体に流れる生命エネルギーの中心を示す言葉です。脊柱に沿って7つの主要なチャクラがあり、それぞれが心身の健康や感情のバランス、スピリチュアルな成長に深く関わっています。

エネルギーの流れが滞ると不安や疲れ、心の不調、人生上のさまざまな問題として現れることがあります。

 

ここでは 「チャクラの基本的な意味」「7つのチャクラの特徴」「各チャクラを癒す方法」 を分かりやすく紹介します。


第一チャクラ(ルートチャクラ):ムーラダーラ

色:赤

位置: 脊柱の基底部(会陰部)

対応する器官: 足、骨、腸、腎臓、副腎

要素: 地

マントラ:ラム(Lam)

惑星:土星

女神:ペレ、カーリー

クリスタル:ガーネット、レッドジャスパー、ブラックトルマリン

精油:パチュリ、ベチバー、シダーウッド

ヨガ:チャイルドポーズ、山のポーズ、戦士のポーズII

ソルフェジオ周波数:396Hz

バランスをとるには:現実的な事柄にきちんと向き合うことは勿論、ガーデニング、自然のなかの散歩、武道、赤や大地のエネルギーを感じさせるものが助けになります。

第一チャクラの役割

第一チャクラ(以下ルートチャクラ)は、生命の基盤をつくる最初のエネルギーセンターで、私たちを大地につなぎ、安全と安定を与える役割を担います。食べ物や住居、お金など生存に必要なものを得る力を支え、人生に安心感と落ち着きをもたらします。また「ここに存在する権利」を確立し、自分は生きるに値するという根源的な感覚を育みます。ルートチャクラが整うことで、心身がグラウンディングされ、他のチャクラを健やかに育む土台となります。

第一チャクラのバランスが崩れるとどうなる?

ルートチャクラのバランスが崩れると、心身や生活に大きな影響が出ます。常に不安や恐怖を感じ、地に足がつかず落ち着けなくなります。自分には存在する価値がないと感じたり、安心できる居場所がないと悩むこともあります。身体面では腰や足の不調、便秘、疲労感などが表れやすく、生活面では金銭問題や住居の不安定さ、基本的なセルフケアの不足につながります。基盤が揺らぐことで人生全体に不安定さが広がるのです。

第一チャクラのおすすめのアファメーション

私は常に安全で守られています。

私は自分の体の中で安全です。

私の人生には強固な基盤があります。

私は尊重される価値があります。

宇宙は常に私に与えてくれます。



第二チャクラ(サクラルチャクラ):スヴァディシュターナ

色:オレンジ

対応器官:生殖器、腰、腎臓

位置:臍(へそ)/下腹部

元素:水

マントラ:ヴァム(Vam)

惑星:月

女神:イシュタール、バステト、ラティ

クリスタル:カーネリアン、インペリアルトパーズ、オレンジカルサイト

精油:サンダルウッド、イランイラン、ゼラニウム、ローズ

ヨガ:ブリッジのポーズ、仰臥合蹠のポーズ、女神のポーズ

ソルフェジオ周波数:417Hz

バランスをとるには:踊ること、サルサ、サンバ、ベリーダンスなどのダンスは、このチャクラに良い影響を与えます。心理療法も助けになりますがあまり追いつめないことが大事です。

第二チャクラの役割

第二チャクラ(以下サクラルチャクラ)は下腹部に位置し、喜び、創造性、セクシュアリティ、欲望、柔軟性と関わります。人生を楽しむ力や、人との親密な関わりを育み、柔軟性や流れに乗る感覚を与えます。健康なサクラルチャクラは、感情を健全に表現し、創造的な自己表現や愛情ある人間関係を可能にします。豊かさを喜びを持って受け入れることが出来ます。

第ニチャクラのバランスが崩れるとどうなる?

サクラルチャクラのバランスが崩れると、感情の起伏が激しくなったり、逆に感情を抑え込みやすくなります。創造性が停滞し、人生に喜びを見出せません。無気力や依存傾向につながることもあります。性に対する恐れや罪悪感、逆に過剰な性的行動など、健全なセクシャリティや親密さが築けないこともあります。身体面では腰痛や婦人科系・泌尿器系の不調が出やすく、心身のかたくなさ、「流れに乗る力」が失われ、人生を楽しむ余裕がなくなってしまいます。

第二チャクラのおすすめのアファメーション

私は喜びを感じるに値します。

人生は喜びに満ちています。

私は自分のセクシュアリティを受け入れ祝福します。

私の体は神聖です。

私は喜びと創造性を自分に許します。

私は豊かさを受け入れます。



第三チャクラ(ソーラープレクサスチャクラ):マニプラ

色:黄

位置:みぞおち(胃のあたり)

対応する器官:胃、肝臓、膵臓、消化器系

要素:火

マントラ:ラム(Ram)

惑星:太陽

女神:セクメト、マアト

クリスタル:シトリン、タイガーズアイ、イエロートルマリン

精油:レモン、ペパーミント、ジュニパー

ヨガ:アンジャネーヤーサナ、ナヴァーサナ、プールヴォッターナーサナ

ソルフェジオ周波数:528Hz

バランスをとるには:情熱的な人と過ごす、新しい挑戦を始める、太陽の下に出る、笑うこと、運動。過活動の場合は水泳。

自己価値・力・権威に関して自分がどのような思いを持っているかを確認する。

第三チャクラの役割

第三チャクラ(以下マニプラチャクラ)は、私たちの「個の力」を司る中心であり、自信・意志力・自己価値感・行動力を育む役割を持ちます。「私は誰か」「どう生きるか」を明確にし、自分の道を切り開くエネルギーを与えてくれる場所です。このチャクラが健全に働くと、健全な自己主張ができ、他人に振り回されず、自分の意思で選択し行動できます。また人生の目標や夢を実現するための活力や情熱もこのチャクラから生まれます。

第三チャクラのバランスが崩れるとどうなる?

マニプラチャクラが不均衡になると、自信や自己価値感が揺らぎ、「自分には力がない」「人に従うしかない」という無力感に陥りやすくなります。受け身で決断できず、他人に操られたり、逆に過剰な自己主張や支配欲に偏ることもあります。怒りや苛立ちを健全に表現できず、身体的には消化器系や肝臓、膵臓に不調が出やすく、慢性疲労や食欲の乱れを招くこともあります。バランスを欠いたマニプラは、生きる活力や意志を弱め、夢や目標に向かって前進する力を失わせるのです。

第三チャクラのおすすめのアファメーション

私はありのままで価値があります。

私は意志したことを成し遂げられます。

私は自分の人生にポジティブな変化を創造できます。

私は強く、自信に満ちています。

私はどんな挑戦にも立ち向かう準備ができています。

私は愛・幸せ・成功に値します。



第四チャクラ(ハートチャクラ):アナハタ

色:緑(高次はピンクとも言われる)

位置:胸の中央

対応する器官:心臓、肺、胸腺、循環器系

要素:空気(風)

マントラ:ヤム(Yam)

惑星: 金星

女神:アイン、イシュタル、クァンイン

クリスタル:ローズクォーツ、エメラルド、クリソプレーズ

精油:ベルガモット、ローズ、パルマローザ、ジャスミン

ヨガ:コブラのポーズ、ラクダのポーズ、スフィンクスのポーズ

ソルフェジオ周波数:639Hz

バランスをとるには:自分自身と他者を愛し許すには、幼少期から現在までの人間関係における傷、ブロックを癒していくことがやはり大きな助けとなります。自分を愛することは多くの人にとって大きなテーマです。時間をかけて自分に向き合ってあげましょう。

第四チャクラの役割とは

第四チャクラ(以下ハートチャクラ)は、自己愛と他者への愛を育む中心であり、7つのチャクラの中間に位置して下位の地上的エネルギーと上位の精神的エネルギーをつなぐ橋渡しの役割を担います。ここが開いていると、自分の短所も受け入れながら健全な自己愛を持ち、思いやりや無条件の愛を通じて他者と深くつながることができます。また、信頼や許しを学ぶ場でもあり、健全な人間関係や社会活動、心のバランスを保つ鍵となるチャクラです。恋愛や友情、家族関係、そして自分自身との関係など、人生のあらゆる愛のテーマを司る重要なエネルギーセンターです。

第四チャクラのバランスが崩れるとどうなる?

ハートチャクラのバランスが崩れると、自己愛や他者への愛が欠け、孤独感や抑うつ、不安感が強まります。感情面では低い自尊心、親密さや信頼への恐怖、共感や思いやりの欠如、過度の依存や嫉妬、恨みを抱き続ける傾向が見られます。身体面では心臓疾患、肺の不調、免疫力低下、循環器系の問題などが現れることがあります。人間関係では健全な境界線を築けず共依存的になったり過去の傷から人間不信になったりします。

第四チャクラのおすすめのアファメーション

私は愛される価値があります。

愛しても大丈夫。

私は許すことができます。

私は愛を選択します。



第五チャクラ(スロートチャクラ):ヴィシュダ

色:青

位置: 喉

対応する器官: 喉、首、顎、口、甲状腺

要素:音(エーテル)

マントラ: ハム(Ham)

惑星:水星

女神:ヴェリタス、アレテイア

クリスタル:アクアマリン、ブルーレースアゲート、ターコイズ、ラリマー

精油:ローマンカモミール、ユーカリ、ティーツリー

ヨガ:コブラのポーズ、魚のポーズ、ラクダのポーズ

ソルフェジオ周波数:741Hz

バランスをとるには:歌う・ハミングする・マントラを唱えることで喉のエネルギーを活性化できます。また、愛をもって正直に自分の気持ちを伝える練習をしたり、日記に思いを綴ることも効果的です。さらに「聴く力」を意識し、誠実で調和あるコミュニケーションを心がけることで喉のチャクラは整います。

第五チャクラの役割とは

第五チャクラ(以下スロートチャクラ)の役割は、自己表現とコミュニケーションの中心となることです。現実創造に大きく関わり、「自分が誰であるか」を外の世界へと伝える架け橋の役目を担います。言葉や声を通じて自分の真実を語り、誠実に意見や感情を伝えることで、人との信頼関係や社会的なつながりを築きます。また、単に話すだけでなく「聴く力」も含まれ、相互理解を深めます。さらにスロートチャクラは内なる声にも関わり、魂の声や直感を受け取り、それを外に表現することを助ける重要な役割を持っています。

第五チャクラのバランスが崩れるとどうなる?

スロートチャクラのバランスが崩れると、自己表現やコミュニケーションに大きな影響が出ます。声が小さく自分の意見を言えなかったり、人前で話すことに恐怖を感じたりします。逆に、必要以上に大声を出したり、怒鳴ることでしか存在を示せなくなることもあります。嘘やごまかし、受動すぎたり攻撃的な表現に頼る傾向が強まり、他者との信頼関係が損なわれます。心の内ではネガティブな自己対話が増え、自尊心の低下や孤独感を引き起こす原因となります。身体面では喉や甲状腺、呼吸器に不調を招きやすくなります。

第五チャクラのおすすめのアファメーション

私は人前で落ち着いて話すことができます。

私は堂々と他者の前で話します。

私は愛をもって自分の真実を語ります。

私は言葉で他者を励まします。

私は常に自分の意図を明確にします。

私は欲しいものや必要なものを求めることを恐れません。

私は自分の境界を効果的に伝えます。

私の声は必要とされています。



第六チャクラ(サードアイチャクラ):アジナ

色:藍色(インディゴ)

位置:眉間(第三の目の位置)

対応する器官:脳、目、耳、松果体、神経系

要素: 光

マントラ: オーム(Om / Aum)

惑星:木星

女神:ピュティア(デルポイの女祭司)、ヘカテ、キルケー

クリスタル:ラピスラズリ、ソーダライト、アメジスト、ラブラドライト

精油:ラベンダー、クラリセージ、ローズマリー

ヨガ:鋤のポーズ、下向きの犬のポーズ、立位前屈

ソルフェジオ周波数:852Hz

バランスをとるには:瞑想や精神世界が助けとなりますが、同時に「現実から目を背けない」姿勢を持つことが大切です。「私は今、どの事実を見ようとしていないか」「この状況の本質は何か」と問い直すことで、幻想や思い込みを手放せます。霊的なビジョンに偏りすぎず、日常の中で具体的な行動や選択に洞察を活かすことが、このチャクラを健やかに保つ鍵となります。

第六チャクラの役割

第六チャクラ(以下サードアイチャクラ)は、物理的な視覚だけでなく直感・洞察・想像力といった内なる「視覚」を司る中心です。ここは叡智の座とも呼ばれ、人生の方向性を見通し、真実を見抜き、幻想に惑わされずに進む力を与えてくれます。夢やビジョンを通して魂からのメッセージを受け取り、自分自身や世界をより深く理解する助けとなります。透視や予知などの霊的才能を開く入口でもあります。霊的成長や高次の意識につながる重要なチャクラですが、それは地に足を着け行動することで初めて役に立つものとなります。

第六チャクラのバランスが崩れるとどうなる?

サードアイチャクラがバランスを崩すと、心身や人生に多くの影響が現れます。精神面では記憶力や集中力の低下、直感が鈍る、洞察力を失うなどがあり、現実を見失ったり否認に陥りやすくなります。過度の不安、うつ状態、幻覚や妄想といった精神的な不調にもつながります。肉体面では頭痛や眼精疲労、視力低下、松果体や脳に関わる不調が生じやすくなります。人生面では未来を描けず方向性を見失い、想像力や夢の記憶が乏しくなり、直感や霊的才能とのつながりを失います。

第六チャクラのおすすめのアファメーション

私は幻想ではなく真髄を見通します

私は自分の直感に従う勇気があります

私は宇宙を信頼し、正しい道へと導かれます

私は自分の視る力、洞察を受け取る力を許可します



第七チャクラ(クラウンチャクラ):サハスラーラ

色:紫または白

位置:頭頂部

対応する器官:脳、神経系、松果体

要素:宇宙・意識

マントラ: 無音(沈黙)、またはオーム(Om)

惑星: 天王星(伝統的には月とも関連)

女神:クァンイン、シャクティ

クリスタル:アメジスト、スギライト、セレスタイト、セレナイト、ダイヤモンド

精油:フランキンセンス、ネロリ、ローズ

ヨガ:蓮華座、シャバアーサナ、ヘッドスタンド

ソルフェジオ周波数:963Hz

バランスをとるには:自分の魂やスピリチュアリティ、高次の存在とのつながりについて探求する時間を持ちましょう。瞑想で心を静め、日記で信念や価値観を客観的に見直すことが効果的です。執着や「正しさ」へのこだわりを手放し、柔軟な思考と自己受容を育むことが大切です。

第七チャクラの役割

第七チャクラ(以下クラウンチャクラ)は、私たちを高次の意識やスピリチュアルな領域と結びつける中心であり、魂と宇宙との架け橋です。ここは「私は誰か」という霊的アイデンティティを思い出させ、人生の目的や魂の呼びかけを理解する助けとなります。また、「クレアコグニザンス(霊知)」を司り、広い視野と叡智をもたらします。信念体系や価値観を統合し、愛と光に基づいた世界観を育てる役割も持ちます。健全に働くとき、私たちは内なる平和とつながりを感じ、宇宙との一体感を深めます。

第七チャクラのバランスが崩れるとどうなる?

クラウンチャクラのバランスが崩れると、精神面・感情面・身体面に影響が出ます。精神的には混乱や集中力の欠如、うつ、依存、スピリチュアルな逃避や逆に懐疑に陥る傾向が見られます。常に正しさに固執したり、有害な信念に縛られたりすることもあります。感情的には無気力や不安、孤立感を強め、魂や人生の目的から切り離された感覚を持ちやすくなります。身体的には頭痛、偏頭痛、記憶障害や脳の不調が現れることがあります。

第七チャクラのおすすめのアファメーション

  • 私は愛と光とつながっています。

 

  • 私は神聖な存在です。

  • 私は内なる平和を知っています。
  • 私は愛です。

  • 私は光です。

  • 私はすべてとつながっています。

  • 私は恐れと疑いを手放し、信頼を迎え入れます。

  • 私は神聖な愛に値します。