
それは木星にしかわからない。木星も、わかってないのかも・・・笑 と思ったりもしますが、
ただ、木星の影響力が高い時は運命の時なのは間違いないです。しかし木星は土星や土星外惑星に比べると動きが早く、キャラクターからしても、土星や土星外惑星のもたらす影響力とはちょっと質が違います。
ひとつはっきり私が思うのは、木星は「幸運」と「拡大」の天体ではあるけれど、その「幸運」という概念は私達の考えるわかりやすいそれとは違っているため、木星は私達人間からすれば思いもかけないことを「拡大」させてしまうことがある…、ということです。
私は木星の影響力がこれから強くなっていく人に(今なら山羊座、水瓶座あたりの人かな)、木星の影響がバーンと出る前に、庭の手入れをするように前もって大きくさせたいものをコツコツ育て、大きくさせたくないものは早めに整理したり終わらせたりしていくように、とアドバイスします。
しかしそれで木星の力をコントロールできるとは思っていません。天災にそなえた人間のせめてもの準備…みたいな感覚です(だけどそういう準備をしておくことは、悪いことでは全くないと思うので)。
実際、蠍座に木星が入っていた一年間を振り返ってみると、「大きくしたい」と思って頑張っていたものはそうはならなかったな~と思います。
だけど、そうならなかったことが次の展開に結びついたし、結果として思いもかけない充実の年にもなりました。やはり木星は「幸運」の星なのだと思います。
思い通りにならないことにストレスを強く感じる人は、木星とうまく付き合うことは難しいかも知れませんが、予測できるものでは私達の意識や人生の「拡大」はたかが知れています。
木星という天体は、楽観的な天体です。楽観的だからこそ大胆で、全てに善性を見出せるのだし、慈悲深さを備えています。木星の影響が強くなる時は、普段は意外にわかりづらい、木星という神の優しさを理解するのにうってつけの時なのだと思います。