12サイン(12星座)の法則として、凄くあっさりと相性診断をする場合、同じ元素・陰陽のサインとは相性が良く、そうでないと異質…という感じになります。
12サインは四元素(火・風・土・水)に分けられます。このあたりは、占星術が好きな人なら割とよく知っているかも知れません。
火=牡羊座・獅子座・射手座
風=双子座・天秤座・水瓶座
土=牡牛座・乙女座・山羊座
水=蟹座・蠍座・魚座
の4つの元素に分けられ、火&風は陽(男性宮)、土&水は陰(女性宮)のグループに分けられるのです。
だけど今、それぞれの個性を受け入れましょう、人と違うことを尊重しましょう…という世の中の流れから、今の若い子達などは特に、「自分と異質だから嫌い」というよりも、その異質感を「自分と違っていていいな」「あの人はああだから」という感じでフラットに受け入れる子が増えたように感じられ、それはとても良いことだと思います。
ただ、自我を強くすることで自分を守るという感じでもなくなっているので、「それに比べて自分なんか・・」「所詮、自分はこれ」となってしまうとちょっと残念ですが。
異質さが妙に気になる。その「異質さを好感を持って素直に受け入れる」というより、「自分と比べてしまって、落ちこんだりイラついてしまう」相性のサインとしてよく語られるのが、自分の誕生星座よりひとつ前の星座です(例:牡羊座生まれなら魚座)。
これは、12サインのキャラクターは、常に一つ前のサインのキャラクターの反省や反発によって形づくられているからです。
前後のサインは四元素や陰陽からみても相性としてはあまり良くないのですが、自分よりひとつ後ろのサインは、それほど気になりません。寧ろ、好感を抱きやすかったりします。
この感じを説明する時に私がよく例えるのは、学生時代の座席の記憶です。皆、後ろの席より前の席の子のほうが常に目に入るぶん、気になっていたはずです。決して美人でも愛想が良い訳でもなく頑固で、親友が一人いればいい。そんな自分にプライドさえ持っている蠍座は、前の席の美人で利発で常に気配りしている活発な天秤座にイラつきます(笑)。だけど、後ろの席の射手座は別に気にならなかったりするんですね。
勿論当てはまらないという方もいると思うし、バースチャート全体を見ないと個々の違いはわからないですが、ひとつ前のサインが苦手と感じているなら、そういう12サインの性質によるところが大きいと思います。