天使の愛、人間の愛

天使の愛と人間の愛。中心にあるのは同じ一つの愛ですが、現れ方は少し違います。

 

エゴがなく純粋な愛そのものの存在、それが天使です。ですが私達人間はエゴがあり、何かを嫌いと思ったり、誰かに対して複雑な感情を抱いたり、執着や不安など、様々な面を持って生きています。

 

天使にも個性があるのですが、人間のほうが複雑です。より個性的で感受性も強いと言えるかも知れません。オーラで例えるなら、人間は明るい色も濁った色も持って生きています。天使のオーラに濁った色はありません。

 

この違いに気づいておくことは、チャネリングをしていく時に天使や高次存在のメッセージに自分のエゴが入り込まないようにする大事なポイントです。実はそのためには、何時間も瞑想したりするよりも、充実した地上での生活や人間関係を送れていることが大切だったりします(とはいえ、完璧じゃなくてもいいんです)。

 

私達は天使の愛の純粋さに感動するのですが、人間同士でしか味わえない愛を求める気持ちも持ち続けます。動物や植物を愛する人も、彼らからの愛が人間からの愛の代用になるかというと、少し質が違うと感じる方が多いのではないでしょうか。

 

人間からの愛は、本当に多くのことを学べます。人間は不完全でエゴも強く、時にはぞっとするほど自己中心的だったり冷たい行動をとったりします。しかし人間同士の愛から得られる暖かい気持ちや喜びは素晴らしいもので、それは他の愛で埋めることはできません。人間同士の愛はチャレンジですが、それでも私達が求め続ける力を持つ愛なのです。

 

同時に世界中から信仰がなくならないように、スピリチュアルな愛も私達は求め続けます。日本人はスピリチュアルな愛を毛嫌いしたりいかがわしく感じる人が多いですが、スピリチュアルの世界はずっといちジャンルとして残り続けています。

 

人間嫌いとか人間同士の愛を諦めて天使やスピリチュアルに走っても、満たされない思いが埋められることはないでしょう。また、人間同士の愛を「思いのまま」にするために天使の存在やスピリチュアルがあるのでもありません。

 

このふたつの愛は現れ方は少し違うのですが、源泉は同じひとつの愛です。だから、スピリチュアルな愛をこの地上で、人間同士で分かち合うこともできます。それは、思いやりや親切さという、本当にシンプルな行為を通して表すことが出来ます。

 

苦しみが多い時はどうしても私達は自己中心的になり悲観的になってしまいますが、そういう時こそ、スピリチュアルな愛に関心を持つなら、自分自身にも周りにも思いやりの心を持ち、小さなことでいいから親切な行為をしましょう。それだけでよいのです。



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