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ニーズはないと思いますが番外編で(笑)この外出自粛期間中に読んだ本のいくつかをご紹介します。テーマは「料理と数学」。全部キンドル版で買えます。
有元葉子さんの「レシピを見ないで作れるようになりましょう」は何度か書店でパラパラして、直感的にいいなと思ったのだけど、野菜ひとつでもやっぱり意識高い感じで(難しい行程も材料もいらないけど、ひとつひとつにじっくり時間をかけるというか)、勉強にはなっても実践できないかもと買わなかったのでした。
でもこの洋食編「ふだんの洋食」はずっと試しやすい感じがしたのでキンドル版を買って、いくつか作ってみたけどとても良かったです。
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それでやっぱり「レシピを見ないで作れるようになりましょう」もキンドルで購入してしまいました。
有元さんの「レシピなしで作る」とは「テキトーで何とかなる」ではなく、五感を働かせつつ少ないプロセスでビシッとした料理に仕上げていくということで、この本を読んで料理していると「大さじ2、小さじ1」みたいな世界では得られない、野生というか動物的なカンが鍛えられていくような感じがします。
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去年だったか(今年に入ってだったかも!?)、インドのラマヌジャンという天才数学者のことを知りました。
変わり者・悲劇的な人生を歩む人も少なくない数学者のなかでも、この人の不思議さと天才さは群を抜いている印象で(詳しくはwikipediaを)、この自粛期間中にラマヌジャンとハーディについて描いた映画『奇蹟がくれた数式』を観たこともあり、数学の世界にちょっと興味が出たのでした(ちなみに言うまでもなく私はバリバリの文系で、子どもの頃に時計を覚えるのも「何これ」と難しく感じた記憶がのこってます笑)。
もっと彼の人となりを知りたくて、数学者藤原正彦著の「心は孤独な数学者」を読みました。ちなみにこの本に登場するニュートンが偉大な功績を残すきっかけを作ったのは、ペストが蔓延して田舎に里帰りし研究に没頭していた時期なのだそうです。
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そして藤原正彦さんと「博士の愛した数式」の著者である小川洋子さんの対談集「世にも美しい数学入門」も読みました。
数学入門といっても数式の説明ばかりの本ではなく、数の美しさ、不思議さ、数に魅入られた数学者たちの業(笑)が話されているとても読みやすい本。
理系というと理詰めな印象ですが、天才数学者はまずは直観者であることがとても面白かったです。そして数に魅入られすぎて数学以外は不器用な人が多く、エピソードに事欠かないのでした。