神秘体験と霊能力の違い

今日は結構大事なことをお話します。セッションなどでしばしば、過去に亡くなった人をはっきり見たことがある、声が聴こえたことがある、自分のこの能力は鍛えれば強めていけるのか、私はこういう見えない世界に関わる使命があるのだろうか…、というご質問を受けます。

 

その質問に関しては、個々人で違うため、それだけでは何とも言えない感じです。そういう体験があるからといって、それが使命に繋がるとは言いきれません。手先が器用で刺繍が得意でも、それを磨いて仕事にしたいとまでは思えないこともあるように、霊能力やスピリチュアルの世界も同じです。

 

また、神秘体験と霊能力は微妙に異なる側面があります。見えないはずのものを見たり、聞こえないはずの声を聞くような体験は、確かに私達の霊能力を使ってはいるのですが、世間で言う「神秘体験」に近いもので、こうしたものは自分の意思でタイミングをコントロールできるものでもないし、仕事にするには神秘体験の回数を増やすのではなく自分の意思で伸ばし調整していける霊能力を鍛えていかないといけません。

 

神秘体験をする人は、確かに見えない世界との境界線が薄いタイプの人と言えますが、必ずしも霊能力が高いわけではないような感じがします。

逆に言えば、神秘体験を経験したことがないような人でも、きちんと訓練すれば良い霊能者になっていく可能性は十分にあるということです。皆さんが思うほど、霊能力というのはオカルトめいたものではありませんので。

 



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