人生に困難があり、しかし未来は明るい理由

先日ふとTwitterを開いたら、「過去世とか知ってどうするん!? 大事なのは今でしょ!そして未来!!未来やん!!」みたいなツイートが流れてきました。

 

主さんのお名前は忘れてしまいましたが、ツイートのテンションの高さにちょっと笑ってしまうと同時に、確かに納得もしました。

 

そして「以前は私もそう思っていたし、今もそう思っているところはありますよ」と、(リプライはせず)心の中で思いました。

 

ところがマーティン先生は、2年前に受けた講座の時から「過去が大事なんだよ。その人の人生に今何が起きているか、未来にどんな可能性があるのか。それは過去の時間の流れの中で起きているものだから、過去を振り返ることはその人を見ていく時にとても大事なんだ」と繰り返し言っています。

 

これはこれで、「確かに~」と当時から思いました。

 

もしかしたら、これはとてもイギリス的な発想なのかも知れません。

 

しかしどちらかというと、私は最初のツイッタラーさんの「過去とか振り返ってどうするん?大事なのは今と未来!!未来!!」という気持ちのほうが強かったかなと思います。

 

ところが最近になって「過去」を意識してセッションを心がけるようになったら大きな発見があり、以前よりもよりたくさんの「未来」の可能性に心を開くことが出来るようになったんです。

 

なぜなら私達の未来は、必ず過去の痛みやトラウマ、恐れを克服しようとする流れ、果たせなかったことを果たそうとする流れになっていくからです。

 

ただ目をつぶる、ただ安穏と生きるには人生はあまりに長すぎます。そして有限でもあります。

この時間のなかで私達は何に取り組むようになるのか。

 

それは「リベンジ」です。

「再挑戦」と言ってもいい。

 

勿論、ポジティブなエネルギーを持つリベンジでなくてはいけません。それに最初の動機がネガティブなリベンジだとしても、やがてポジティブでなければダメなのだと学ぶようになっていきます。

 

更に私達はちゃんと、「今はその時ではない」というものには取り組まないようにするのです。

 

なぜなら耐え難い苦痛は本能で避けようとするから。

 

過去の挫折や心残りのなかで取り組まなくてはいけない・そして取り組めるタイミングにきているものを、魂は今と未来のために選ぶのです。

 

だから未来は明るいものなんですね。勿論、挑戦ですからでこぼこ道やふさがれてしまったように感じる道の途中で、天を仰ぐような気持ちになることもあるかも知れません。

 

ですがふさがれて終わりの道はなく、クリアできればまた更に私達は未来の可能性を広げるためにリベンジのテーマを選んでいく。

なぜならそのために生まれてきているからです。

 

挑戦に慣れてくると、精神が強くなり次のリベンジは少しずつ軽やかになっていく。

 

そのことを忘れずにいる限り、未来は明るい道が広がっているのです。

 

そして過去の痛みには人間らしさと成長したいという強い気持ちが宿っています。無垢な子供が世界に放り出され手探りで生きているのを見るような気持ちで、過去の自分を見てあげるべきです。

 

痛みを避けようとしても、魂は成長したくて自ら痛みを生み出す経験をしていくのだろう…と思います。

 

私達の「今」と「未来」は、やはり「過去から続く道」のなかにあるのです。だから過去を振り返ることは大切だと今は思っています。

 


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