私は霊界には愛しかないと考えています(地獄はない)。
ですので、もし自死を選んだ人がいたのなら、 霊界はまず何よりもその人の苦しみに寄り添うように働きかけるだ ろうと考えます。
霊界には様々な仕事をしている人がいて、 そのなかには自死や、 事故や天災などで突然地上から離れることを余儀なくされた人達を サポートする、 カウンセラーのような存在がいるのではないかと私は考えています。
彼らは亡くなった人に寄り添い、 状況を受け入れることが出来るようにサポートをしていきます。
自死の人は亡くなった後に100%後悔すると書かれていることも多いですが、 個人的には「自分なりに考え抜いた決着であった」と、 自分のとった行動を受け入れている方もいるように思います。
しかしそのような方も、 地上に残された遺族や友人や恋人が抱く悲しみや後悔、 無念の思いには冷静でいられないようです。 それによって自分のとった行動を後悔するということもあるかも知 れません。
どのような形であっても、霊界は自死を選んだ魂に寄り添い、 受容できるように粘り強くサポートしていきます。
そのために必要なものは𠮟責ではなく愛です。
また、生まれてくる時に私達はこの地上で「なんとかできる」 ものしか今生の課題として選んできていないそうです。
ですから何とかなるはずなのですが、 そのなかには死を考えるほどに苦しく、 そして死を選んでしまうこともあるかも知れません。 その場合、確かにその人にはなんらかの課題が残るかも知れません。
ですが自死を選ばなかった人であっても課題を抱えて( 時には新たに作って)天国に行くことはよくあることです。
来世に課題をどのように取り入れるかは、 自死を選んだ場合はさらに繊細な配慮が天界でなされるのではない かと私は思います。
例えば「この課題にもう一度取り組むには、 次の生ではなくもう少し魂が強くなってからにしましょう」 と勧められるとか。
自死を選んだことによって来世は人の痛みがとてもわかり、 カウンセラーのような仕事を選ばれるかも知れません。 医師を目指されるかも知れません。 苦しんでいる人にユーモアの心をもって励ますことが出来るように なるかも知れません。
(だからと言って、私が自殺を推奨しているわけではないことは勿論わかっていただけると思います)
どのような死であっても、 霊界の人達が地上の私達に望んでいることは、 後悔や悲しみや思慕に暮れて生きるのではなく、前を向いて生きるこ とだと感じています。
遺族が「もっとこうしていれば・・」と自分を責めることは、 天国に行った人達がもっとも辛く感じることです。
自死遺族の心の空洞は決して埋められないと思います。
それでも、亡くなった愛する人が天国で元気に幸せに生きていることを確信し、 こちらの世界であなたも元気に幸せに生きること。そのことをご自分に許可されることが一番の供養になる と思います。
※あくまで私の考えです。他の方は違っているかも知れません。
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