得意なことがやりたいことではなかったら？

よく「あなたが得意なものを探しなさい。そこにあなたの適性・適職があります」と言われます。確かにそうかも知れません。

誰でもそれほど努力しなくとも、自然に出来ることや得意なものがありますよね。学業に限らず、例えば「対人関係は案外うまくやっていける」なども立派な才能であると思います。

他にも手先が器用であるとか、声を褒められるとか、なんだかお金稼ぎがうまいとか‥。

過去生という観点からみると、こうした長所や才能、恵まれている部分は、遺伝子や運命が与えた気まぐれなギフトなどではなく、「過去生においての努力や積み重ねの結果、あなたが持って生まれてきている」ものということになります。

今あなたが「いいね」「上手だね」「羨ましい」と言われるようなことは、シンプルにあなたが過去生で努力してきた結果なのです。

自分にどんな才能があるか。それを知り、それに従うことは確かに道のりをシンプルにはしてくれるでしょう。

それらを仕事にすれば成功しやすいでしょうし、ストレスも少ないはずです。

でもそれって、あなたが今生本当にやりたいことなのでしょうか!?　

だってそれらは既に過去生であなたが頑張ってきたものです。

勿論過去生で磨いたものを更に磨いて、より素晴らしいものにしていこうと計画している魂もいます。

ですが「得意なものをやりなさい」では退屈に感じてしまう魂もいるはずです。私たちは挑戦し成長するために生まれてきているのですから。

もしあなたが「得意なことは自分のやりたいことではない」と悩んでいるのなら、あなたが得意なものをうまく使うことで、やりたいことの実現に近づける方法がないかを考えてみてください。

例えばなぜかIT系はそれほど苦もなく覚えられる‥であれば、ITを仕事にしなくてもその才能は今の時代あなたのやりたいことの実現に大きな手助けとなりますよね!?　

そのように自分の才能や長所を使っていけばいいのです。

司会やオーガナイザーのような仕事を行う機会がよくあり、好きというわけでもないけど決して苦手でもなく、それなりに楽しんでいるのであれば、あなたはきっと他者と繋がり何かを分かち合うことにご縁があり、才能の一つとして持っているのです。

どんな人にも必ず得意なものはあります。それをどのようにあなたのやりたいことのために使えばいいか、考えていけば必ず使い道がみつかるはずです。これはとても大事なことなので、投げ出さずに真剣に考えてみてください。