<続き>人生の目的を霊的視点から見出す

前回の続きになります。人生の使命は職業ではなくて、生きていれば自然とわかってくる、今生の課題に向き合うことです。

 

とはいえ多くの方が訊きたがっているのは仕事とか、社会活動の部分でどんなことをすれば喜びを感じられるかですね。

大体の傾向や気質によって見えてくる才能などはリーディングでも掴めるのですが、具体的で明確な職業という形では浮かんでこないことが多いです。

 

見出していくこと自体がチャレンジでもありますし、ご自分の魂の声に従って、「進んでみたい方向に進んでみることが許可されている!」とも言えます。

 

だけど、ただ好きとか面白そうとかなんとなく得意、ではちょっと弱いところもあって、精神的なところからの原動力、みたいなものがあるかは大事かなと思います。

 

例えば今私はスピリチュアルなことをやっていますが、もともとはデザインやアートの世界に進むつもりでそのことに疑問も持っていませんでした。結局それはうまくいかなかったのですが、今でもカルチャーやアートは大好きです。

でも、私にとってそれらは「ただ好き」なだけで、五感を満たし脳に刺激をくれるけれど、精神的な深い動機や問いかけ、良い意味での欲や探求心を抱けないものだったのです。

 

それに対してスピリチュアルは、私がある時期からずっと抱いていた「なぜ、私達は一人一人違う環境、違う性格、違う才能を持って生まれてくるのだろうか。自分の人生でどうにもならないことがあるのは何故か、私達が生まれてくる理由は何故なのか、人間はなんのために生まれてきたのだろうか!?」という思いと深く結びつく分野でした。

 

好きとか楽しいとかは、スピリチュアルよりもカルチャーやアートのほうが私に大きな喜びを与えてくれるかなと思います。でも、魂の深いところまで降りていくのはスピリチュアルなのです。

 

だから、ただ好き、なんとなく得意…というだけではなかなかコレ!という職業には出会えないのかも知れません。

 

例えばお菓子を作ることが好きでも、そこに修行僧のような「どこまでいっても正解にはたどりつけない、まだまだ道が先にある」というストイック精神や、あれこれ工夫してみようとどこまでも飽きずに広げられるクリエイティブ精神、誰かが自分のお菓子で喜んでくれることや、誰かの日々の人生に自分のお菓子が関われることへの喜び…「食」という生きる本質に関われることへの深い充足感や喜び、地球や生命への感謝…そこまで感じられるのか。

 

ここまでくると職業を越えた「業」に近いものかもしれません。でも、そのくらいの思いがあるから、大変なことや苦労があっても長く続けられるのだと思います。

 

そんなことまで仕事で考えたことないわ~💦という人も多いでしょう。勿論、それでも良いのです。だけどもしあなたが私の書いたことで何か感じるものがあるなら、考えてみると良いかなと思います。

 



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